2016に作成された横浜国立大学キャンパスマスタープランでは、教育8号館の裏庭は背の低いトダシバなどの里山生物を維持するための場所とだけ記されていました。しかし、それらの草原を維持することの困難さから、該当地にベンチや屋台などを設け、学生の脚で踏んでもらうことで踏圧を促進し、目指すべき植生を維持しようという発想に至りました。本プロジェクトでは、学生の集まることのできる場所を作ることはあくまで手段でしかなく、本来の目的は目標とされる植生の維持であるということをここに明記しておきます。
今後はベンチや屋台の設置に向けて、木材の調達・設計・施工を行っていこうと思っています。